公務員の仕事について

防衛省 自衛隊愛媛地方協力本部 松山募集案内所 広報官 宮崎 玄光 氏

 

【目的・要旨】

[1]公務員とは

 「行政」機関で働く人たちを総称して「公務員」と呼ぶ。公務員は、国または地方公共団体の職務を担任し、国民全体に奉仕する仕事で、国家公務員と地方公務員とがある。

 自衛官は、国の平和と独立を守る使命の下、領土・領海・領空を守る活動や災害時の捜索・救助、医療等の対応、海外での国際平和協力活動などを行っている。

 

[2]民間企業と公務員の違い

 野球で例えると民間企業とは攻撃側の立場である。生産をし、経済を生み出す役目を担っている。それに対して公務員とは、守備側の立場である。上手く経済が回るように生産されたものを守る役目を担っている。公務員の仕事は、警察、消防、自治体職員などいろいろあるが、それぞれどこの範囲を守るかによって仕事内容が変わってくる。たとえば、自衛隊の場合は、他の公務員が守れなくなった時に最終守備として活動を行わなくてはいけない。どこを守るのがいいのかを考えて、職業選択を行ってみてはどうか。

 

[3]自衛隊の具体的な仕事内容

 国の防衛活動に加え、災害派遣にも尽力している。大規模な自然災害や航空機事故などに際して国民の生命及び財産を守るため、人名救助、捜索や被災民の生活支援、被災地の復旧、離島などの救急患者を航空機で緊急輸送するなど、国内のどの地域においても災害派遣ができる態勢を保持している。また、国際平和協力活動にも力を入れており、テロや地域紛争といった気球規模の問題を解決する国際平和のための活動に、積極的かつ主体的に取り組んでいる。

 自衛官はこのような仕事ばかりではなく、通常勤務時には事務・調理・システム開発など、自分の能力を活かした様々な活動がある。また、資格取得支援も充実しており、多方面の資格取得体制が整っている。

 自衛官は、作業を終えた後の達成感や、作業の際「ありがとう」と声をかけていただける度にやりがいを感じられる仕事である。みんなの生活を守るために、ぜひ一緒に働いて欲しい。                    

 

【生徒の感想】

  • 自衛隊・警察官・消防士それぞれの立ち位置を野球に例えていただき、警察官・消防士は内野手、自衛隊は国の最後の砦なので外野手と教えていただいたことがとてもわかりやすかった。
  • 男性だけではなく女性も輝ける職場であり、男女平等に活躍できるところに魅力を感じた。
  • 自分の知らない世界がまだまだあり、他の公務員の話も聞いてみたいと思った。

 

宮崎 玄光 氏

宮崎 玄光 氏

熱心に質問をする生徒

熱心に質問をする生徒

( 担当: 富本 )