運動会とグランドの思い出

校長 永井康博

 9月15日(木)に天候にも恵まれ、2年ぶりに運動会を実施することができました。減少傾向にあるとはいえ、新型コロナの感染が収まっていない中での開催でした。ソーシャルディスタンスの確保・演技中以外のマスクの着用など、感染防止策を講じた上で、プログラムも午前中で終了と縮小しました。様々な制限下での運動会でしたが、生徒達の躍動感あふれる姿を見て、実施して本当によかったと思いました。ただ、感染防止の観点から保護者の皆様の入場をお断りさせていただきました。楽しみにされていた方も多かったと思いますが、ご理解、ご協力ありがとうございました。

 今年は5年ぶりに「済美スポーツパーク」のグランド(済美平成中等教育学校の南側)を会場としました。この敷地は、元々は「済美第二運動場」として1963年(昭和38年)に新設されたものです。ちょうどこの頃は、校長便り5月号にも載せましたが、戦後のベビーブームで生まれた世代が高校に入学して来た時代で、校舎が増築されたのと同時期です。校内の運動場が手狭となり、新しく運動場を造ったのではないかと思われます。当時の理事長であった井関邦三郎先生が、この敷地の購入を決断されたようです。今でこそ周囲には店舗・工場・住宅などがたくさんありますが、当時は田んぼだけだったようです。その後3度拡張され、1970年(昭和45年)に完成しています。(総面積30,000㎡)学校からの移動には、今と同じようにスクールバスが使用され、1964年(昭和39年)からは運動会も「済美第二運動場」で行われるようになりました。

 私は1982年(昭和57年)から済美高校に勤務していますが、当時は「済美第二運動場」ではなく、「校外グランド」と呼ばれていた記憶があります。現在、済美平成中等教育学校の校舎がある辺りは、畑で、花やサツマイモが栽培され、済美幼稚園の園児たちが「いもほり」に来て、歓声をあげていたことを思い出します。

 その奥が広大なグランドで、女子陸上競技部だけが使用していました。毎日、部員が丁寧に整備していましたが、なにぶん広いために周囲にはどうしても雑草が生えてしまい、運動会が近くなると草刈りに行っていたことが、今となっては懐かしい思い出です。

 来年こそはコロナも終息し、全校生徒が「済美スポーツパーク」に集い、その躍動する姿を保護者の皆様にも、ぜひ観ていただきたいと考えています。

2022年10月03日