3年理系生物選択者が「パン酵母を用いた遺伝子組換え実験」を行いました。
6月6日4限に3年6組の15名、
7日2限は3年7・8組の19名が、授業を受けました。
実験材料は「山口大学」の応用化学科ゲノム生命機能工学研究室(赤田倫治 教授)と提携し、無償でいただきました。

授業までの準備として、5月末からパンの酵母菌を培養していましたが、
その際、アミラーゼ遺伝子とGFP遺伝子を酵母菌に導入しておきました。
いわゆる「遺伝子組換え」です。

アミラーゼ遺伝子により、
本来の酵母にはできない「でんぷん」が分解できるようになります。
もし、分解できたら「でんぷん」の呈色反応が見られないはずです。
今日の実験では、呈色反応が見られないプレートを確認できました。

また、GFP遺伝子が導入されていれば、
青い光を当てると、緑色の蛍光が見られます。
今日の実験でも、緑色の蛍光が観察されました。
この遺伝子はオワンクラゲから下村脩先生が発見されたもので、
先生はこれでノーベル化学賞を受賞されました(2008)。

生徒たちは、日頃使わない器具を使ったり、
蛍光の確認が綺麗に見られたりする様子に、
とても喜んでいました。
とても貴重な体験ができたようでした。

2024年06月10日