令和7年 巳年
校長 永井康博
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
今年は、巳年です。蛇のように再生や変化を繰り返しながら、柔軟に発展していく年になると言われています。十干十二支でいうと乙巳(きのどみ)の年となります。過去の乙巳年の主な出来事としては、福は645年、中大兄皇子や中臣鎌足らが蘇我入鹿を暗殺し、蘇我氏を滅亡させた「乙巳の変」が起こりました。歴史の教科書には必ず登場する古代の政治の流れを大きく変えた「大化の改新」の始まりとなった年です。近いところでは1965年。この年は前年に開催された東京オリンピックを受けて、戦後経済の発展がさらに加速する年となりました。乙巳には、努力を重ね、物事を安定させていくという意味があるようです。
3学期始業式では、パナソニック(松下電器産業)の創始者で「経営の神様」と言われる、松下幸之助さんの話を取り上げました。
どんなに悔いても過去は変わらない。どれほど心配したところで、未来もどうなるものでもない。いま、現在に最善を尽くすことである。
この言葉を、共通テストを受験し、国公立大学を目指している3年生に対し、最後まで諦めることなく、目の前のやるべきことに全力を尽くしてほしいという気持ちを込めて紹介しました。
新校舎の建築に関しましては大変ご迷惑をお掛けしておりましたが、いよいよ3月末に新校舎が完成し、新年度からの使用を開始します。もうしばらくの間、ご理解・ご協力をお願いします。
2025年01月09日