校長便り３月　卒業式

 

　３月１日、５６７名の卒業生が済美高校を巣立っていきました。進学先・就職先での活躍を心から願っています。
　卒業式の式辞の一部を紹介します。
　皆さんの入学時は、まだコロナ禍にあり、入学式は、ソーシャルディスタンスを保つために上級生の出席も叶わず、また、保護者の入場も制限させていただきました。かけがえのない高校生活のスタートが新型コロナウイルスに翻弄された形となってしまいました。
　入学後も、しばらくの間は、学校生活においても様々な制約がありましたが、そのような中でも、着実に成長していく皆さんの姿にたくましさを感じました。２年生に進級した頃から、平常の高校生活を送ることができ、本当によかったと思います。
　皆さんは３年間、学業や部活動をはじめ、この済美高校で様々な活動に積極的に取り組みました。生き生きと輝いていた数多くの場面を思い出します。特に印象に残っているのが、昨年９月に武道館で実施した済美高校初の屋内での運動会です。エアコンが効いた快適な環境の下での素晴らしい運動会となりました。成功した要因の1つが、卒業生の皆さんのリーダーシップです。武道館で実施することを決定した後、正直、不安もありました。ただ、準備が始まった頃からの皆さんの活躍ぶりを見るにつけ、私は必ず上手くいくという確信を持ちました。そして、予想通り、大盛り上がりの運動会となりました。済美高校の歴史に新たな１ページを刻んでくれた皆さんに、心から感謝しております。来年度も武道館での実施が決まっていますが、後輩たちが、皆さんを見習って更に発展させてくれるものと思っています。