新型コロナ対策「換気の徹底」
校長 永井康博
8月30日に2学期がスタートしましたが、新型コロナが収まっていない状況なので、今回も残念ながら放送での始業式となりました。始業式は学校にとって大事な式典ですので、本来ならば、式辞として、2学期の学校生活に活かすことができるような講話をすべきところですが、今回もコロナに関する話が中心となってしまいました。
その中でも特に、換気の重要性を訴えました。鳥取県知事や総務大臣を務めた片山善博さんが、このことを以下のように強く主張しています。
これまでの世界各国での研究成果を見ると、感染経路として最も重視すべきはエアロゾル感染だとされている。エアロゾルとは空気中に長く漂う微小な粒子をいい、エアロゾル感染とはウイルスが含まれるエアロゾルを吸引して感染することをいう。これを防ぐには換気をすることが一番重要になる。「今後はエアロゾル感染を防ぐために換気にとりわけ注意してほしい」と、国民によびかけるべきである。
しばらくは残暑が続き、まだまだ暑い日もあるかと思います。換気を徹底すればエアコンの効きが悪くなりますが、学校においては今は換気を優先させたいと思います。
7月23日から始まった「四国総体2022」が8月23日に幕を閉じました。猛暑の中、熱い戦いが繰り広げられました。済美高校からは卓球、ソフトテニス(男女)・新体操・ソフトボール・陸上(男女)の約80名が出場し、活躍しました。また、多くの済美高生が競技の運営補助員やボランティアとして、大会を支えてくれました。私も大会役員として、この大会に携わりましたが、生徒達が活躍する姿を見て、本当に誇らしく思いました。
先月の「校長便り」で、ティモンディ高岸君の校訓「やればできる」の解釈について紹介しました。
「やればできる」は「やれば成功する」という意味ではありません。「やれば成長できる」ということです。「成功は目標かもしれませんが、真の目標は成長です。」
いつ頃からこのように解釈するようになったのか、先日、本人に尋ねてみました。前田君とコンビを組んで芸人になった頃(まだ全く売れてなかった下積み時代)に、校訓「やればできる」を思い出し、自分なりの解釈をしたそうです。
高岸君と言えば、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、仁田忠常役を好演していましたが、先日の第32話で史実とは違った形で世を去りました。「吾妻鏡」(鎌倉幕府の事跡を記した史書)によると、謀反の疑いをかけられ、北条義時に討たれたとされていますが、脚本家の三谷幸喜さんなりの配慮が感じられました。
高岸君・前田君の、今後の更なる活躍を期待したいと思います。