愛媛FCは23試合を終えて4勝7分け12敗(勝ち点19)で、順位は22チーム中20位と低迷を見せている状況で前半戦が終わりました。前半戦を振り返り、J2で16年目のシーズンを迎えたましたが、開幕から最下位になったことで監督が交代するなど波乱の幕開けとなりました。元コーチが監督に就任する事で初勝利を収めましたが、その後は失点が多く続いた事や守備陣の怪我人続出によりメンバーが固定できなかった事、メンタルの不安定さが目立った事もあり、良い結果に繋がりませんでした。そんな中、昨年の故障から復活した藤本選手(済美出)はここまで6得点と好調を維持しており、その他の若手選手も存在感を示し始めていることから、既存選手との連携が深まればと更なる活躍が期待されています。前半戦最後の試合では、終了間際に奪ったゴールで同点に追いつき、引き分けに持ち込んだ事で自身に繋がりました。後半戦までには怪我をした主力メンバーが復帰できる見通しもあり、更に新メンバー2人も発表されたこともあるため、まずは失点せず、粘り強さをキーワードに掲げた練習をし、一つでも多く勝ち点を積み上げる事で早い段階で降格圏から脱出できる事を期待します。

 

2021年07月25日(日)
愛媛新聞掲載
(掲載許可番号:d20210726-09)
2021年08月10日