雲外蒼天
校長 永井康博
3月1日、548名の卒業生が済美高校を巣立っていきました。新型コロナという未知の感染症の全国的な蔓延と同時期に入学し、3年間コロナとの戦いの中で高校生活を送った学年でした。最近は感染者数も減少し、様々な制限も緩和傾向にあります。新たなステージでの活躍を期待しています。
プロ将棋棋士の藤井聡太さんは、まだ20歳ですが、数々の記録を更新中で、将棋の8大タイトルの内、5つのタイトルを現在保有中です。藤井さんが「棋聖」位の初防衛に成功した時に、記念扇子に揮毫し、一躍有名になった「雲外蒼天」(うんがいそうてん)という言葉があります。「目の前の困難を努力して乗り越えれば、その先には素晴らしい世界が待っている。」という意味です。
コロナ禍を乗り越えた暁には、今まで耐えてきた分、必ず良い事が待っていると思っています。卒業生は進学先・就職先で、在校生は新たな学年で大きく飛躍することを願っています。
3月8日(水)から12日(日)まで、県美術館南館で「震災復興の歩み展」が開催されます。東日本大震災の発生から12年。風化させてはいけないと言いながらも、年月の流れとともに確実に記憶が薄くなっています。済美高校の震災学習の取り組みも展示されていますので「あの日を忘れない」きっかけに、足をお運びいただければと思います。
保護者の皆様へのご案内
今年度は下記の日程で「文化・芸術発表会」を開催します。久し振りの学校行事の公開となります。ご来場いただければ幸いです。
なお、会場内ではマスクの着用などの感染防止にご協力ください。
記
日時 3月10日(金)
クラス合唱コンクール 9:00~11:45
課題研究発表会 13:10~16:00
場所 松山市民会館大ホール