済美高等学校校舎建替について

学校法人済美学園 理事長 末廣 久行
  済美高等学校  校長 永井 康博

 済美高等学校は、その創立は1901年(明治34年)に遡り、今年で121年目を迎えます。そして1911年(明治44年)、湊町のこの地に校舎を建設して移転し、歴史を刻みながら現在に至っています。周辺の都市化が進む中で、市内中心部の都市型教育施設として整備を進めてまいりました。この度、校地の有効利用の為、校舎の集約化と高層化を図り7階建て(3,616㎡)と6階建て(2,850㎡)の校舎を建築することになりました。

 校舎の高層化は良好な学習環境の観点からは課題もあります。しかし、ますます都市化が進み高層建築物が立ち並ぶこの地で、済美高等学校の伝統的な外観を形成しているガラスブロックによる近代的なファサードで、調和ある市街地形成に寄与するとともに、省エネ校舎として環境への負荷の軽減、自然環境が不足しがちな都市部の状況の中でも引き続き積極的な緑化を校地周辺で行い、環境に配慮した学校施設を整備してまいります。そして本校は、この新校舎とともにこれからも時代の波をくぐってまいります。新校舎の整備が完成するのは2026年3月の予定です。

 なお、本計画の資金計画に際しては、当校のSDGs 達成に向けた活動全般が、環境・社会・経済に及ぼす影響を包括的に整理し、持続可能な社会の形成に当校が貢献していくことのできる枠組みの活用を検討しております。

 工事期間中は、生徒の皆さんや保護者様をはじめ、近隣の皆様、出入業者様など当校に関わりお支えいただいている多くの皆様に多大なご不便やご迷惑をおかけすることになりますが、ご理解ご協力のほど心よりお願い申し上げます。

~完成イメージ~

2022年07月13日